大容量のUSBメモリを選ぶとき、容量や価格だけで判断していませんか?本記事では、人気のUSBメモリ製品9選を徹底比較し、それぞれの特長や選び方のコツ、購入時の注意点まで詳しく紹介します。
初心者からビジネスユーザーまで、最適な1本がきっと見つかります!
目次
| 大容量USBメモリ購入時の注意点

「表記容量」と「実際の容量」は異なることがある
市販されているUSBメモリの容量は「1GB=1,000MB」で計算されていることが多いですが、PCは「1GB=1,024MB」として認識します。そのため、表示よりやや少ない容量しか使えないのが基本仕様です。
ただし、激安で8TBや16TBと表記されている製品は“実際の容量が数十GBしかない偽物”の可能性もあるので注意しましょう。信頼できるメーカー・販売元かどうかを必ずチェックしてください。
USB規格を確認(2.0 / 3.0 / 3.1 / 3.2)
USBのバージョン(規格)によって、転送速度が大きく異なります。
| USB規格 | 理論最大速度 | 実際の使用例 |
|---|---|---|
| USB 2.0 | 480Mbps | 安価な製品、低速 |
| USB 3.0 / 3.1 Gen1 / 3.2 Gen1 | 5Gbps | 主流の高速モデル |
| USB 3.1 Gen2 / 3.2 Gen2 | 10Gbps | より高性能モデル |
※USB 3.0とUSB 3.2 Gen1は事実上同じ規格です。
USBポートの色が青や赤であれば3.0以上の可能性が高いですが、自分のPCやスマホがどの規格に対応しているかを事前に確認しましょう。
端子タイプを確認(Type-A / Type-C)
USBメモリには2種類の端子があります
- USB Type-A:従来型。ほとんどのPCに対応。
- USB Type-C:新しい規格。スマホや新型ノートPCに対応。
スマホやMacBookで使いたい場合はType-C対応モデルを選ぶ必要があります。両対応(デュアルコネクタ)モデルなら、幅広い機器に使えて便利です。
データ転送速度の実測値に注目
「USB3.2対応」と書かれていても、実際の転送速度(MB/s)が製品ごとに大きく異なることがあります。例えば
- 書き込み速度が遅いと、大容量の動画やゲームデータを移すのに時間がかかる。
- 読み込み速度が遅いと、ファイルを開くまでにイライラする。
スペックに明記されている「読み書き速度(例:R:150MB/s W:50MB/s)」を確認し、できれば実際の使用者のレビューも参考にしましょう。
対応OSとファイルシステム(exFAT / NTFS / FAT32)をチェック
初期フォーマットの形式により、4GB以上のファイルが保存できない場合があります。以下のような違いがあります
- FAT32:互換性は高いが、4GB以上のファイルは保存できない
- exFAT:4GB以上対応。Windows・Mac両対応
- NTFS:Windows向け。Macでは読み取り専用になることも
大きな動画ファイルを扱うなら、exFAT形式でフォーマットされているか、自分でフォーマットできるかを確認しておきましょう。
保証の有無・期間
信頼できるメーカーは保証期間(1〜5年)や国内サポート体制を提供しています。
- 海外製や格安ノーブランド品の中には、初期不良でも交換不可という例もあるので注意。
- SanDisk、KIOXIA、アイ・オー・データなどの国内正規品は、購入後も安心感があるためおすすめです。
用途に合わせた機能性を確認
- キャップ式 or スライド式:なくしやすい人にはスライド式が便利。
- ストラップホール付き:携帯性が高まる。
- 耐水・耐衝撃性:屋外や旅行で使いたいなら頑丈なモデルを。
- データ復旧ソフト付き:万一のデータ損失にも備えられる。
最後に|価格と機能のバランスが大切
容量・価格だけでなく、「用途に合った端子・スピード・信頼性」が、実際に長く快適に使えるかどうかを左右します。とくに大切なデータを保存するなら、「安かろう悪かろう」では後悔のもと。しっかりチェックして、満足できる1本を選んでください。
| 大容量USBメモリおすすめランキング
1. SanDisk デュアルUSBメモリ 128GB

スマホにもPCにも両対応の頼れる相棒!
USB Type-CとType-Aの両方を搭載したSanDiskのこのモデルは、スマホから直接データ移行ができる優れモノ。USB3.1対応で最大読込速度150MB/sという高速性能も魅力です。
外出先でスマホの写真や動画をバックアップしたい人にピッタリ。海外リテール品ですが、SanDiskの品質は健在で、日常使用にも安心です。
2. バッファロー USBメモリ 128GB

国産メーカーの安心感をお求めのあなたに!
バッファローのこのモデルはUSB3.2(Gen1)/3.1/3.0/2.0と幅広く対応し、どんなPCでもしっかり使えます。安心の国内サポート付きで初心者にも優しい一本。
ホワイトのシンプルなデザインで、学校や仕事での持ち歩きにも違和感なし。速度は標準的ですが、サポート面を重視するなら有力候補です。
3. トランセンド スライドUSBメモリ 64GB

ゲーム機でも使いたいならコレで決まり!
トランセンド製で、PS4動作確認済みというのが大きなポイント。USB3.1対応で、一般的な使用には十分な速度を誇ります。
スライド式でキャップ不要なのも使いやすく、無償のデータ復旧ソフトが利用できるのも嬉しいところ。ゲームデータや動画保存にオススメの一本です。
4. Silicon Power Blaze B02 64GB

シンプルな見た目に秘めた実力派!
ヘアライン仕上げのクールなデザインが印象的なSilicon PowerのUSB3.1メモリ。64GBの容量で、日常使いには十分すぎるサイズ感。価格も抑えめで、USB3.0との互換性もあり、コスパを求める方にぴったり。耐久性も良好で、持ち運びにも安心です。
5. エレコム ノック式USBメモリ 64GB

スーツのポケットでも安心収納!
ノック式でUSB端子を出し入れできる便利なデザインが特徴。USB3.2 Gen1対応で高速転送にも対応し、信頼の国内ブランド・エレコム製。
手にフィットしやすいデザインで、日常的に持ち歩く人にピッタリの一品。64GBの容量は写真やドキュメントの保存にも十分です。
6. KIOXIA USBメモリ 32GB(USB2.0)

日本製品質をリーズナブルに手に入れたいなら!
キオクシア(旧東芝メモリ)製のUSB2.0対応モデル。容量はやや控えめな32GBですが、ちょっとしたデータ保存や文書管理に便利。
日本製で品質も高く、国内サポート付きの正規品なので安心感があります。速度は控えめながら、信頼性重視の方にはおすすめです。
7. アイ・オー・データ USBメモリ 128GB

使いやすさと品質を両立したバランスモデル!
キャップ付きで端子をしっかり守れる設計に加え、ストラップホールも完備。USB 3.2 Gen1対応で速度も十分、動画や写真の保存もスムーズです。
アイ・オー・データは国内メーカーなので、品質やサポート面でも安心。大容量128GBを信頼の日本メーカーで選びたい方に。
8. Silicon Power Blaze B05 64GB(スライド式)

毎日の持ち歩きにちょうどいい使いやすさ!
こちらはスライド式のBlaze B05。シンプルなブラックボディにUSB3.0対応で、普段使いに最適な1本。クリック感のあるスライド機構でストレスフリー。価格も手頃で、複数本使い分けたい方にもオススメです。
9. SanDisk Ultra Fit 128GB(超小型)

挿しっぱなしでも気にならないミニサイズ!
超小型サイズが特徴のUltra Fitは、ノートPCや車載オーディオなどに挿しっぱなしで使いたい人に最適。USB 3.2対応で転送速度も速く、信頼のSanDisk製で5年保証も付いています。
小さくても128GBの大容量なので、動画や写真の保存も問題なし!
| FAQ – 大容量USBメモリについてよくある質問

Q1. 表示されている容量と実際に使える容量が違うのはなぜですか?
A: メーカー表記は「1GB=1,000MB」で計算していますが、PCが認識するときは「1GB=1,024MB」で計算されるため、実際に使える容量は約2〜7%少なく表示されることがほとんどです。
また、ファイルシステムやシステムデータによっても差が生じ、256GBの製品をフォーマットすると240GB程度に見えることもあります。
Q2. 大容量USBメモリは本当に信頼できる?寿命はどれくらい?
A: USBメモリ(フラッシュメモリ)の寿命は、使用頻度や環境により異なりますが、平均3〜5年程度、長くても10年程度とされています。
しかし、書き込み回数や高温多湿の環境では、1年で寿命を迎えることもあるため注意が必要です。
Q3. USB 2.0とUSB 3.x(3.0/3.1/3.2)の違いって何?
A: 大きな違いは転送速度です
- USB 2.0:理論上480Mbps(実効60MB/s前後)
- USB 3.0/3.1 Gen1/3.2 Gen1:5Gbps(実効500MB/s前後)
- USB 3.1 Gen2/3.2 Gen2:10Gbps(実効1GB/s級)
大容量ファイル(動画やゲーム)を頻繁に扱うなら、USB 3.x対応モデルがおすすめです。
Q4. Type-AとType-C、どちらの端子を選ぶべき?
A: 回答
- Type-A:従来のUSBポート。古いPCやUSBハブとの互換性が高い。
- Type-C:新型ノートPCやスマホに多く、リバーシブル設計で使いやすく、転送速度も速い傾向があります。
両方使いたい場合は、デュアルコネクタ対応モデルが最適です。
Q5. 安全に使うための注意点は?
A: 回答
- 定期的なバックアップ:USBメモリは長期保存に不向きなため、大事なデータは別のストレージにもコピーしておきましょう(panasonic.co.jp)。
- 正しく取り外す:電源が流れている状態で抜くとファイルが壊れる原因になるので、OSの「安全な取り外し」を必ず実行しましょう。
- ウイルス対策:他人のPCや公共端末ではウイルス感染のリスクがあるため、信頼できない環境では使わないか、USBごとスキャンするのが安全です(be-3.co.jp)。
- 暗号化・パスワード保護:機密データを扱うなら、BitLockerやVeraCryptなどで暗号化設定しておくと安心です(en.wikipedia.org)。
Q6. USBメモリからデータが消えた!どうすれば?
A: 回答
- まずはOSを再起動して、ファイルが見えるか確認。
- 「隠しファイル」表示をオンにする。
- バックアップがあるなら復元。
- 市販やフリーのデータ復旧ソフトで復元を試す。
- 自力で無理なら、プロのデータ復旧サービスに相談。
まとめ

USBメモリと一口に言っても、容量・スピード・接続方式・デザインなど選び方はさまざま。スマホとの連携を考えるならSanDisk デュアルUSB、
安心の国内メーカーを求めるならバッファローやアイ・オー・データ、コンパクトさを重視するならSanDisk Ultra Fitが特におすすめです。
